四国随一の数の石斧(せきふ)類が出土し、弥生時代中期ごろ(約2000年前)の石斧生産集落の可能性があるとされる「村島宮の首遺跡」(愛媛県大洲市菅田町菅田)を調査している市教育委員会は24日、斜面を削り平たん面を造った「段状遺構」を4カ所で確認したと発表した。うち1カ所には建物の柱穴とみられる穴が多数あり、市教委は「集落構造を知る手がかりになる」としている。